小説の書評と感想

小説の書評と感想

グロテスク(桐野夏生)

グロテスク 桐野 夏生文藝春秋2003-06-27 どもどもー。今回は第31回泉鏡花文学賞受賞作「グロテスク」でございますよー。(・◇・)ゞ 裏には「圧倒的な筆致で現代女性の生を描ききった、桐野文学の金字塔」って書いてありますよー。 200...
小説の書評と感想

歌誌「コスモス」11月号より「月集」

 今月18日の記事(←リンクしてあり)「届いた4冊」で紹介した、結社歌誌「コスモス」2016年11月号より、「月集」を読みおえる。 「コスモス」は大部だし(会員1900名!)、次の号が来るまでに、どこまで読み進められるか判らないので、少しず...
小説の書評と感想

114 螺鈿迷宮 海堂尊

新装版 螺鈿迷宮 (角川文庫) 海堂 尊角川書店2013-07-25桜宮サーガです。まったり医学生が病院へ潜入したら、重苦しいどたばた騒動に巻き込まれ、現代の医療の問題を知ることになる、というようなお話です。キャラクターがそれぞれに濃くて、...
小説の書評と感想

『最後のトリック/深水黎一郎』を読みました。

最後のトリック (河出文庫)新品価格¥734から(2016/10/26 23:05時点)読者全員が犯人って発売された時には本の帯に書いてあったようです。内容(「BOOK」データベースより)「読者が犯人」というミステリー界最後の不可能トリック...
小説の書評と感想

イッツ・オンリー・トーク(絲山秋子)

イッツ・オンリー・トーク 絲山秋子文藝春秋2014-01-10 はい、買ってしまったので読まざるを得なくなった、これは私が生涯で読む絲山晶子作品ラストの作品です。ええ、そう決めました。(`・ω・´) もー、微妙な作品に手を出すべきじゃないな...
小説の書評と感想

ぼくから遠く離れて

ぼくから遠く離れて著者 辻仁成その名前じゃ、女の子にはなれないでしょう?大学生の光一に次々に届く、Keyという謎の女性からのメッセージ。やがてKeyは、光一に名前を変え、女装することを強要しだす。「ぼくがぼくじゃないみたい」。鏡に映ったも...
小説の書評と感想

『影踏み』(横山秀夫)_書評という名の読書感想文

『影踏み』横山 秀夫 祥伝社 2003年11月20日初版 影踏み (祥伝社文庫) 三月二十五日早朝 - 。三寒四温でいうなら、真壁修一の出所は寒の日にあたった。高塀の外に出迎えの人影はなく、だが、内耳の奥には耳骨をつんつんと突いてくるいつ...
小説の書評と感想

113 不道徳教育講座 三島由紀夫

不道徳教育講座 (角川文庫) 三島 由紀夫角川書店1967-11-17カドフェスに参戦するため、早い段階で購入したものの、ちょっとずつ読み進めていたら、なんだか時間が経っていた本。カドフェスのページでは、こんな表紙だったので、そんなに中身を...
小説の書評と感想

本『ふたり』 赤川次郎

本『ふたり』 赤川次郎 新潮文庫 お姉ちゃんは高校二年までしか生きなかった。 でも、私が来年高校一年になり、二年になり、三年になったら、私はお姉ちゃんの歳を追い越してしまう。 それでもお姉ちゃんは、ずっと私の中にいてくれる? 死...
小説の書評と感想

ぼやき…紙飛行機のような

紙飛行機を飛ばしたことはありますか?テレビの企画などで、記録を競うようなものではなく、折り紙や画用紙でつくるような、もの。今の気分は、そんな感じ。頼りない自分が、周りの力で持ち上げてもらって放たれて、ふわふわと落ちていく感じ。自分ではどうに...
小説の書評と感想

『暗い越流』(若竹七海)_書評という名の読書感想文

『暗い越流』若竹 七海 光文社文庫 2016年10月20日初版 暗い越流 (光文社文庫) 5年前、通りかかった犬に吠えられ飼い主と口論になった末に逆上し車で暴走、死者5名、重軽傷者23名という事件を引き起こした最低の死刑囚・磯崎保にファン...
小説の書評と感想

若草色のポシェット(赤川次郎)

若草色のポシェット (光文社文庫) 赤川 次郎光文社1988-09 どーもー。今回は私の血肉となった小説のコーナーです!(・◇・)ゞ えー、小説界のバブル男こと、赤川次郎先生の「若草色のポシェット」。いや、読んでいたのはいろいろ読んでたんで...
小説の書評と感想

オリエント急行殺人事件 (角川文庫) アガサ・クリスティ(著) 古賀照一(訳)

あらすじ本書より引用満員の乗客を乗せた豪華列車、オリエント急行にポアロも乗り合わせた。ところが列車は、深夜、ユーゴの山中で立往生してしまった。豪雪にとじこめられたのだ。 翌朝、寝台車の一室から死体が発見された。死体には12箇所の刺傷がのこり...
小説の書評と感想

「新 怖い絵」 中野京子

絵の背景にある歴史の闇や人間の暗部に注目し『名画に描かれた「怖さ」を読み解く』という新たな絵画の楽しみ方を提唱し大ヒットした、 「怖い絵」シリーズの待望の新刊が満を持して登場! 今回取り上げるのは、シャガール、ミレー、モネ、ゴヤ、カ...
小説の書評と感想

ティファニーで朝食を(トルーマン・カポーティ)

ティファニーで朝食を (新潮文庫) トルーマン カポーティ新潮社2008-11-27 「クリスマスの思い出」に感動して、カポーティを適当に買ったよ! そして読んでるよ!(・◇・)ゞ この「ティファニーで朝食を」はその中の一冊でございます。も...
小説の書評と感想

『菊葉荘の幽霊たち』(角田光代)_書評という名の読書感想文

『菊葉荘の幽霊たち』角田 光代 角川春樹事務所 2003年5月18日第一刷 菊葉荘の幽霊たち (ハルキ文庫) 友人・吉元の家探しを手伝いはじめた「わたし」。吉元が「これぞ理想」とする木造アパートはあいにく満室。住人を一人追い出そうと考えた...
小説の書評と感想

星を継ぐもの (創元SF文庫) ジェイムズ・P・ホーガン (著), 池 央耿 (翻訳)

あらすじ本書より引用月面調査隊が深紅の宇宙服をまとった死体を発見した。すぐさま地球の研究室で綿密な調査が行われた結果、驚くべき事実が明らかになった。死体はどの月面基地の所属でもなく、世界のいかなる人間でもない。ほとんど現代人と同じ生物である...
小説の書評と感想

『テロリストのパラソル/藤原伊織』を読みました。

テロリストのパラソル (文春文庫)新品価格¥745から(2016/10/16 22:44時点)平成7年度の江戸川乱歩賞と翌年の直木賞も受賞している作品。内容(「BOOK」データベースより)アル中のバーテン・島村は、ある朝いつものように新宿の...
小説の書評と感想

サニーサイドエッグ

サニーサイドエッグ (創元推理文庫) 文庫 – 2010/5/22荻原 浩 (著)ハードボイルドな生き方。一度はあこがれる男の生き方?もちろん女が実践しても良いのだが現実には貫き通すにはハードルがものすごく高い。そもそも義とか腕っぷしとか感...
小説の書評と感想

リカーシブル

リカーシブル 米澤穂信 2013年1月20日 新潮社 父親が会社の金を横領し、行方をくらました。 残された中学1年生の姉ハルカと小学3年生の弟サトル、そして母親は、周囲の目から逃れるように母親の故郷へと移住する。 ...
小説の書評と感想

「“ゆとり世代"を即戦力にする50の方法」(井上 健一郎)

「“ゆとり世代"を即戦力にする50の方法」を読みました。今どきの若い人たちは、何を考えているんだろう?という疑問を持っていたのですが、それに応えてくれるような内容でした。「ゆとり世代」といわれる人たちの特徴として、物欲がない、安全志向が強い...
小説の書評と感想

タブレット(アンドロイド)購入とKindleアプリの活用

電子書籍は中古より安い場合がある 先日、仕事で必要な専門書をAmazonで物色していた際に、中古品の値段よりもアマゾンの電子書籍「Kindle」版の方が、割引とポイント還元を含めると安いことに気づいた。そして専門書などは分厚い上に年月ととも...
小説の書評と感想

「クリエイティブ思考の邪魔リスト」(瀬戸和信)

「クリエイティブ思考の邪魔リスト」を読みました。クリエイティブ思考とは、何か新しいことを考えるための力(スキル)であり、だれもが必要とするもの。著者は、すべての人が生まれたときからクリエイティブ思考を持っている、使いこなせていないもは、それ...
小説の書評と感想

貴族探偵

貴族探偵 麻耶雄嵩 2013年11月19日第3刷 集英社文庫 ウィーンの森の物語 とある山中の別荘で、会社社長の遺体が発見される。密室で発見されたその遺体の手首には切り傷があり、血中からは睡眠薬も検出された。自殺にも見える状況...
小説の書評と感想

震度0 (朝日文庫) 横山秀夫

あらすじ朝日新聞社HPより引用阪神大震災の朝、N県警本部警務課長・不破義人が姿を消した。県警の内部事情に通じ、人望も厚い不破が、なぜいなくなったのか? キャリア、準キャリア、叩き上げ、それぞれの県警幹部たちの思惑が、複雑に交錯する……。組織...
小説の書評と感想

「ドクター・スリープ」 スティーヴン・キング

冬季閉鎖中のリゾートホテルの管理人一家を、ホテルに巣食う悪霊たちが襲う。 その恐怖と惨劇をおそるべき筆力で描ききった20世紀史に残るホラーの金字塔『シャイニング』。 あれから36年、巨匠キングは「その後の物語」を書く。 超能力“か...
小説の書評と感想

正直書評。

正直書評。 豊﨑由美 2008年11月11日第1刷発行 学研研究社 小説ではないので、あらすじは無し。 2004年から2008年にかけて「TV Bros.」に連載された書評を単行本化。 「金の斧」:親を質に入れて...
小説の書評と感想

ロング・ロング・アゴー

ロング・ロング・アゴー (新潮文庫) 文庫 – 2012/6/27重松 清 (著)友達ってなんだ子供の付き合いってピュアなのかそれとも親が選ぶのかいや、やっぱ自分で選んでんだな友達親の都合とかクラスの勢力図とか自分の好き嫌いとか全部ひっくる...
小説の書評と感想

冥談

冥談 京極夏彦 2010年3月5日 初版第1刷発行 メディアファクトリー(幽ブックス) 庭のある家 病床にある友人・小山内宅を訪ねた僕。通された居間で僕は、隣室で小山内君の妹・佐弥子が死んでいることを聞かされる。病院に医者...
小説の書評と感想

「スティグマータ」(近藤史恵)

近藤史恵の「スティグマータ」を読みました。「サクリファイス」から続く自転車レースシリーズの最新作です。しかも主人公は白石誓と来たら、これはもう読む前から期待で胸がいっぱい。今回はチカがツール・ド・フランスを走ります。ドーピング疑惑で一度は引...
タイトルとURLをコピーしました