ミュージカル「エリザベート」2019年1回目

小説の書評と感想
●2019年6月22日ミュージカル「エリザベート」(帝国劇場)出演:花總まり 古川雄大 田代万里生 三浦涼介 未来優希 香寿たつき 成河2019年版「エリザベート」。幕開き「我ら息絶えし者ども」から魅了されました。振付や楽曲アレンジ、美術などを含めた全ての面で、洗練された印象を受けます。日本初演から23年を経て、ますます演劇的に成熟してきた感じです。シシィ役花總まりさんの登場。少女時代を無理なく演じられるところは彼女の強みです。トートとの出会い、皇帝フランツとの「番狂わせ」による婚姻と進んでいきます。フランツ役田代万里生とのデュエット曲「あなたが側にいれば」は、一見穏やかなラブソングに聞こえますが、二人が全然別のことを歌っていて、ここでのすれ違いがのちの悲劇を生むのだと思うと、私は泣けて仕方ありません。花總まりさんのシシィは、自由に憧れる少女時代から、窮屈な宮廷生活に縛られ、やがて孤独の殻に閉じこもっていく流れが自然です。この結婚までの序盤があるからこそ、後半とラストの印象が深まるといっていいと思います。花總シシィは姿の美しいことはもちろんですが、彼女独特の、ゆらぎを感じさせるような声や演技が、シシィの感情や存在そのものの不確かさを表しているような気がします。この日は「私だけに」でなかなか拍手が鳴り止みませんでした。見ているこちらまで感動しました。トート役は古川雄大。凄まじいほど美しくて、別世界感がありました。シシィがどんなに怒っていても涼しい顔で超然としているトートを見ると、人ならざる存在という感じがします。それにしても古川さんは歌が上手になりました。以前ルドルフ役で見たとき

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