優しいおとな 桐野夏生

小説の書評と感想
なんとなく親近感をおぼえるタイトルだと思いながら読んだ。主人公がイオン……AEON(旧ジャスコ)に頻繁に行くからなあ。と思いながら読み進める。最後まで読んで読書メーターをチェックしてやっと気づく。これ、以前に読んだことあるやつーっ!!初読だと思いながら読んでたけど、再読だったー!親近感とかデジャブとかじゃなく、単純に読むのが2度目だった。アホなのでインプット(読む)だけだと記憶に定着しないんだな……アウトプット(感想を言う、感想書く)しないと。ただ、数年前のわたしがなぜ「優しいおとな」の感想を書かなかったのか、その理由はわかった。中途半端なんだ。つまんなかった、というほど酷い小説じゃない。近未来の日本が舞台。貧富の差が激しい。主人公イオンは少年ホームレス。「優しいおとな」「優しくないおとな」「どっちつかず」を見極めて生き抜こうとしている。なにかと親切にしてくれるモガミやぶっきらぼうなロッカー屋の老婆など、多彩な登場人物。イオン出生の秘密。きょうだいたち。地下に生きる闇人。要素を抜き出してみるとグッとくる。面白くなりそうな気がする。なのに、印象が薄い。残らない。もっと面白くなってもいいのに、ぼんやりと進み、盛り上がらず、ベタに終わってしまった。 優しいおとな (中公文庫) [文庫]数年前に読んで実家にもっていったんだった。わたしが買ったのは文庫版。   優しいおとな [単行本]図書館で単行本を借りた。間違って再読したけど、買ったわけじゃないから傷は浅い。人気ブログランキング    にほんブログ村 &n

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