ドラマ「きのう何食べた?」4話 じんわりと愛

小説の書評と感想
ドラマ「きのう何食べた?」4話感想です。 もう師走。1話は春だったのに4話は冬!はやい!シロさんパパ倒れる。 シロさんママが間欠泉のように感情を吐き出すところ、喜劇のようで胸にせまる。老いた夫婦。お父さんとお母さんのふたりは、愛し合う男女なのだ。「お母さんてさ、けっこうお父さんのこと、好きだったんだね……」「当たり前でしょう。大好きよ、好きに決まっているじゃない」好きな人とずっと暮らしていて、その人の定位置が空いている。もしかしたらもう戻ってこないかもしれない。ぽっかりと空いた空間に耐えきれない思いがこみ上げる。お母さんは自分(シロさん)にとって生まれた時からお母さんだから、「お母さん」というふうに見ていた。だけどそれだけじゃない。お母さんはお母さんになる前は妻で、その前には彼女だった。そういうひとりの女の人だったんだと。久栄という人間なのだと。ふいに気づく場面。お母さんをまじまじと見つめるシロさんの顔は象徴的だと思った。ケンジからのタオルハンカチを「知り合いから」と渡したシロさん。後半、電話口でタオルハンカチの贈り主は「矢吹賢二っていうんだ」と言ったシロさんのことばを聞いたシロさんママの表情は、あの時のシロさんと同じ顔をしていた気がする。ゲイの男の恋人というのではなく、息子の大事な人で気がきく人で趣味がいい思いやりのあるやさしいそういうひとりの人なんだと認識したんじゃないか。   ケンジはシロさんのタイプじゃない。だけど一緒に暮らすにはいい。ふたりが出会ったのは新宿二丁目。ゲイもてキャラじゃないシロさんは初めての二丁目で壁の花

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