朝読書 高学年(5・6年生)向けおすすめ児童書 『まぼろしの小さい犬』

絵本の書評と感想

皆さん、おはようございます❗自由が丘こども図書館館長ありさです。たまには絵本だけでなく、絵の少ない読物もいかがでしょうか。最近、さらに絵本や児童書を見る目を養いたいと思い、心理学の視点からこどもの本を見つめている河合隼雄さんの著作を読み漁っています。その中で紹介されていた一冊です。『まぼろしの小さいいぬ』フィリパ・ピアス 作猪熊 葉子 訳岩波書店 1989あらすじロンドンに住むブリューイット一家は、ごく普通の家族です。長女のメイがまもなく結婚するので、家族の話題はそのことで持ちきりです。誕生日を迎えたベンは、おじいさんがくれると約束してくれた犬を心待ちにしていました。頭の中はオオカミに飛びかかる勇敢な犬のことでいっぱいです。おじいさんから犬について書いてある手紙があるかもしれないと心は踊ります。おじいさんからの小包を開けると、中から出てきたのは、一枚の犬の絵でした。(読物)--------------------------★どんなにほしがっても無理なもの★「犬をくれる」と約束しておいて、渡されたのが額縁に入った犬の絵こどもだったら、泣き出したり、文句をいうところかもしれません。でも、ベンはそこまでするほど小さくはないし、聞き分けが悪くないと自分でわかっているんです。十歳にもなってくると親が思っている以上に、周りを冷静に見ているんです。自分の立場とか境遇を理解している。おじいさんは犬を買うほどのお金はないし、ロンドンの家は犬を飼うには狭すぎるとベンは現実をわかっている。家族がお姉さんの結婚でバタバタしている中で、孤独を感じていたベンの自分だけの犬がほしいという気持ちは相当な

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