「コレクターの眼 ヨーロッパ磁器と世界のガラス」

小説の書評と感想

○2017年1月29日
サントリー美術館新収蔵品
「コレクターの眼 ヨーロッパ陶磁と世界のガラス」(サントリー美術館)
東京では、あちこちで梅が咲いています。
近くの紅梅白梅に、蜜を吸うメジロの姿が。
春も間近です。

サントリー美術館では、コレクターから美術館に寄贈された新収蔵品をお披露目しています。
一つは欧州の陶磁器。展示されている多くのデルフト陶器からは、東洋の磁器への憧れが見て取れました。
今回、写真撮影可だったので、何枚か撮らせてもらいました。
細密な絵付。でも何かが微妙に違ってるものもあって面白い(笑)
以前ここの「IMARI展」で、欧州が有田に発注したという「色絵ケンタウロス文皿」なんていうのもありましたが、異文化の文物を再現するのがいかに難しいかがわかります。
でも、この陶器と磁器の違いって何なのだろう。
原料。焼成温度。質感。デルフトの人たちは、東洋の磁器の軽やかさや繊細さに憧れたのだろうか。マイセン始め、このあと欧州で磁器制作の努力が異常なほどの熱意で続けられることを考えると、デルフト陶器の立ち位置は興味深いです。
もう一つはガラス器。オリエントや古代ローマの大昔から、ガラス器が存在したことを初めて知りました。
清の乾隆帝時代の「黄色鳳凰文瓶」のように、これ本当にガラス?と思うものも。「白地緑色被花鳥文鉢」は、ちょっと緑彩の白磁みたいですが、それとは微妙に違う、どちらかというと琺瑯のような質感。(下の写真)
「金色千筋文ゴブレット」やテレジアンタールの繊細な美しさには、ガラス器だけに留まらない欧州の美意識が集約されているように感じました。

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