百合山羽公「故園」

小説の書評と感想
 角川書店「増補 現代俳句大系」第11巻(1982年・刊)より、7番めの句集、百合山羽公「故園」を読みおえる。 先行する相馬遷子「山国」は、今月21日の記事にアップした。 原著は、1956年、故園刊行世話人会・刊。487句、後記を収める。 百合山羽公(ゆりやま・うこう、1904年~1991年)は、初め「ホトトギス」に入るが、水原秋桜子と共に去り、「馬酔木」第1期同人となる。 「故園」では、1931年~1949年の「帰雁抄」、1950年~1952年の「鬼灯抄」、1953年~1956年の「海鳴抄」の、3章を立てる。 敗戦の1945年は、第1章に紛れ込んでいる。衝撃と苦しみは、後に来たか。 すべて「鬼灯抄」「海鳴抄」より、5句を引く。鬼灯よ父はとしどし弱き父水を汲み火を焚く母に春眠す髪高く結はれて嫁ぐ巣燕に燕きて家人の声にさゝやけり綿虫をつれて夕餉にかへりくる「Pixabay」より、白鳥の1枚。

Source: 小説

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