「一流の上司、二流の上司」吉越 浩一郎

【私の評価】★★★★☆(86点)
■トリンプで19期連続増収増益の
吉越さんの一冊です。
奥様がフランス人。
外資系を渡り歩いてきた人
だけあって外人的な思考が
特徴的です。
ゴーン社長のように
結果にコミットし、
それに必要な手を打つのです。
・「締め切り」に厳しい上司の部下は、
必ず伸びる(p84)
■パワーポイントで作った
資料などいらない。
職場の課題は何で、
それに対していつまでに
どう行動するのかが大事。
そして期限までに
それを実行したのかどうか
徹底してチェックするわけです。
・危機を察知していたのは、
私だけではなかったはずだ。
しかし問題は、その危機に
どう対処するかだ(p132)
■まさしく結果にコミットする
吉越さんらしいと感じました。
外資系とはいえ、
カイゼン、真似る、現場を見る、
といった仕事の基本は
共通するものが多いのです。
吉越さん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・厄介だろうが、複雑だろうが、難しかろうが、
その問題解決のためにあらゆる手を
打つのが上司の役割である(p51)
・リーダーは、積極的に
「現場」に入るべきだ(p57)
・部下に勝手なことをされた時点で、
それは、上司の責任だ(p65)
・上司が「考える」のではなく、
部下に「考えさせる」(p80)
・重要なのは、担当の部下がベストと
考える案を持ってこさ
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