ペンギン・ハイウェイ

書評総合

・ペンギン・ハイウェイ
・森見登美彦
・角川文庫
 主人公のアオヤマ君は、とってもヘンな小学4年生だ。何しろ、いつもノートを持ち歩き、何でも研究の対象にしてしまうのである。小学生の割にいつもヘンに冷静で、いじめっ子たちにひどいことをされても、まったく動じない。おまけに「相対性理論」の本まで読んじゃうというすごい子供なのだ。
 ストーリーは、アオヤマ君と同級生のハマモトさん、ウチダ君が、彼らが住む街に突然現れたペンギンの秘密に迫る。ちなみに、ハマモトさんも「相対性理論」の本を読んだらしい。彼女もやっぱりすごい子供である。
 そして重要人物は、アオヤマ君が通っている歯科医院のお姉さん。彼女は、ペンギンを作り出す不思議な力を持っていた。アオヤマ君たちは、お姉さんの研究を始めるのだが、アオヤマ君、お姉さんの力だけではなく、おっぱいの方も気になっているようだ。何しろ、おっぱいが気になる年ごろである。
 ところで、アオヤマ君が父親から教わったという問題を解くときの三つの考え方というのがなかなか興味深い。この考え方は、色々な問題を解決する際に汎用的に使えるものだと思う。小説の内容自体はモリミーの作品らしく、そこかしこで笑えるユーモラスなものだが、どんなものからでも学べるものがあるというのが私の持論。皆さんも参考にされると良いだろう。
□問題を分けて小さくする
□問題を視る角度を変える
□似ている問題を探す
 作者は、農学部で大学院修士までを京大で過ごしているので、理系的な思考が強いと思われる。アオヤマ君のやっていることって、完全に理系研究者なんだよな。果たしてアオヤマ君は、ペン

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