「教養としての茶道」竹田 理絵

ビジネス書の書評と感想


【私の評価】★★★☆☆(71点)

要約と感想レビュー
 本のソムリエは海外事業にかかわっていたとき日本文化を学ばないとやばい!と思い、武家茶道をかじったことがあります。茶道とはまさにタイトルどおり日本人として知っておくべき教養でしょう。前半は茶道の歴史、千利休の教え、道具や掛け軸やお花、お香の知識の説明があり、最後にお茶会の作法の説明がされています。

 特に千利休の教え「利休七則」はお客様をもてなす心得として日本人の気配りに大きな影響を与えたように感じます。日本人は500年前から接客サービスを体系化していたのです。

・心身一如・・・身と心は1つであり、心が乱れた時は、身体を整えば、心も整うというものです(p84)

 興味深いのは、嗜好品であるはずのお茶を作法から道具、茶室、掛け軸まで体系化し、茶道としてパッケージ化した知恵です。パッケージ化したことで茶道を生徒に教え、その生徒に免状を与えることでお礼をいただく。さらに上達した生徒が先生となって生徒を集めて教えることで、フランチャイズビジネスのような仕組みとなっているのです。

 さらには道具についても、もともと安価でも千利休が「素晴らしい」と言えば、高価格で取引されることもあり、一種のブランドビジネスだったのでしょう。現在でも歴史的裏付けをもった茶器は高価格で取引されているのです。

・信長が集めた38店の大名物茶器は、本能寺の変の前日にお茶会を開いたため、残念ながらその多くが信長と共に焼失する結果となりました(p64)

 「松下政経塾」でも茶道が必修科目となっているように、茶道は日本文化として知

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