宝塚星組公演「宝塚剣豪秘録 柳生忍法帖」

小説の書評と感想
●2021年12月18日宝塚星組公演「宝塚剣豪秘録 柳生忍法帖」(東京宝塚劇場)出演:礼真琴 舞空瞳 愛月ひかる 瀬央ゆりあ ほか師走の日比谷。少し前と違い驚くほどの混みようでした。東京宝塚劇場で星組の「柳生忍法帖」を観ました。山田風太郎の原作。会津藩主・加藤明成に謀反を起こし、部下の七本槍に殺された堀主水の一族の女たちの仇討ちの手助けをするために隻眼の剣豪・柳生十兵衛が呼ばれます。十兵衛は女たちを助け、やがて藩を操る謎のラスボス・芦名銅伯と対峙します。観終わってからまず思ったのは、あれ忍法出てきたっけ?ということです。妙な惚れ薬とかは出てきたけれど、忍術は・・・。芦名銅伯は口寄せをしたり、天海大僧正とシンクロしたりという超能力者なので、そのことを言っているのですかね。この銅伯を愛月ひかるさんが演じてて、ラスボスが板についていて抜群の存在感でした。今公演で愛月さんは卒業ですが、今の宝塚にいないタイプの男役なので、寂しくなります。堀一族の女たちが7人いるのですが、ひとからげで見分けがつきません。一方で娘トップの舞空瞳が銅伯の娘で藩主の愛妾ゆらの役。ゆらは途中から取ってつけたように十兵衛への恋情を語り始めます。人物の役割が整理されておらずもったいない感じです。ここは思い切って堀一族の娘を一人にまとめて娘トップが演じるヒロインにするべきではなかったでしょうか。そして彼女と、ラストで去っていく十兵衛の間のほのかな心の交流を描くのが宝塚的王道ではないかと思うのですが。礼真琴さんの十兵衛役は格好いいです。十兵衛が動いても腰に付けた鈴が鳴らない、というエピソードが彼の天才武芸者ぶりをよく表し

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