「もしあと1年で人生が終わるとしたら」小澤竹俊

ビジネス書の書評と感想


【私の評価】★★★★★(93点)

要約と感想レビュー
 ホスピス医である著者は3000人以上の死を見つめてきました。そして、患者さんに人生の期限を伝えると、患者さんは必ず自分の人生を振り返ります。良かったこと、後悔していること、もっとこうすればよかった、もう一度こうしたかった、と患者さんは自分の人生を整理していくのです。

 著者はこのように患者さんを見送り続けながら、良い人生とは何か、と考え続けてきました。今、著者が良い人生のために重要と考えるのは、自分を否定しないこと、新しい一歩を踏み出すこと、大切な人を大切にすること、今日一日を大切にする、この4つです。

・もし、あと1年で人生が終わるとしたら?・・・最終的に多くの方が、「良い人生だった」と納得して、穏やかにこの世を去っていかれます(p4)

 心に染みるのは、著者も患者さんを見送り続ける中で、「自分に意味があるのか」「自分は無力でしかない」という思いに苦しんだということです。ホスピスでは医師であるにもかかわらず、多くの患者の病気を治すことも、苦しみを和らげることもできないという状況が続くのです。

 著者がたどり着いたのは、自分も一人の弱い人間であり、自分も患者さん、家族に支えられている。患者さんを支えているのではなく、自分が支えられているのだ、ということです。患者さんが自分がここにいることを許してくれるのであれば、患者さんのそばにいさせていただく意味があるのではないか、というのが著者の到達した想いでした。

・人はただ生きているだけで、ミッションを果たしています(p25)

 人がなかなか死な

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