『プンスカジャム』(福音館書店) – 著者: くどう れいん – 山崎 ナオコーラによる書評

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『プンスカジャム』(福音館書店)著者:くどう れいん
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童話『プンスカジャム』(くどうれいん作 クリハラタカシ絵)は「怒り」をテーマにした、くどうれいんさんにとって初めての子ども向け作品です。この刊行を記念し、くどうれいんさん憧れの作家、山崎ナオコーラさんにエッセイをお寄せいただきました。山崎ナオコーラさんは、現在お二人のお子さんの子育て真っ最中。「怒り」とのつきあい方はどのようなものなのでしょう。
怒ったっていいのだ山崎ナオコーラ
長らく、「怒ったらダメだ」と思い込んで私は生きてきた。それでも、つい怒ってしまう。ああ、ダメな人間なんだな、私は。人間としての自信をなくし、ため息をつく。周囲に対しては、怒りをなんとか隠そうとしてきた。ポーカーフェイスは結構うまくなったように思う。そうして今、私の家には、五歳児と二歳児がいる。この二人は、そういう年頃なのだろうか、わりとよく怒っている。子どもは感情を隠さないので、誰から見ても怒っている。私はそんな子どもたちの姿を見ると、自身のダメさを改めて突きつけられたような気分になったり、それから大人になっても子どもたちが感情をコントロールできなかったらどうしようと勝手な心配もしたりして、「怒ったらダメだよ」つい叱ってしまう。けれども、本当にそうだろうか。どうして怒ったらダメなんだろう?まあ、怒っている人と付き合うのは難しいから、「怒ると、周りに迷惑をかける」という側面はある。ただ、人間は迷惑をかけ合う生き物だ。そして、そもそもこの感情が人間に備え付けてあるということは、なんらかの良い方向にこの感

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