「医師が教える薬のトリセツ─ドクターハッシーのわかりやすい健康学」橋本 将吉

ビジネス書の書評と感想


【私の評価】★★★☆☆(78点)

要約と感想レビュー
 現役医師でありながら、医学生向けの塾を運営し、YouTuberドクターハッシーとして病気や治療法の情報発信している橋本さんが、薬の基本ついて説明してくれる一冊です。

 薬には副作用がありますので、ワクチンと同じようにメリットとデメリットを比較してメリットが高いと考えられるときに処方するのが基本となります。問題は、統計的な研究により標準的なガイドラインがありますが、薬の効果は人によって違ってくるということです。

 一定割合で副作用が出てしまうのは避けられないのです。

・薬を使用する時には「メリットとデメリットを比較して、メリットの方が高いと想定される場合に使われるべきである」(p84)

 薬の副作用で、患者が致命的な状況になったり、後遺症が残るような経験をした著者の橋本さんは、「薬を使う時は最後の手段である」であるとしています。薬には効果だけでなく副作用がセットで付いてきますので、ある人には効果的でもある人には毒にもなる、リスクのある治療なのです。

 つまり、簡単に薬を出したがる医師はヤブ医者ということなのでしょう。しかし、現実では薬を欲しがる患者さんがいるのも事実なのです。また、病院経営を考えれば、薬をたくさん出したほうが儲かるという点も考えておくべきなのでしょう。

・「なんでもかんでも薬がほしい!」という患者さん(p94)

 著者が「薬を使う時は最後の手段である」と主張するくらい、薬をどんどん出す医者も、薬がほしい!という患者も多いのでしょう。抗生剤の使いすぎで耐性菌が発生している

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