「元NO.1外資系コンサルタントが教える逆説の思考」菅 正至

ビジネス書の書評と感想


【私の評価】★★★☆☆(76点)

要約と感想レビュー
 外資系コンサルタントの書いた本ということで構えながら読み進めてみると、思ったより泥臭いなという印象でした。例えば、従業員の多い大企業は組織慣性力が大きいので、急な改革プランは悪影響が大きい。日常業務を少しずつ改善していくことで「あるべき姿」に到達しやすいとしています。

 つまり、組織改革などやろうとすれば、足を引っ張られるのが落ちなので、気づかないうちに大きく変わっていたというのがベストということです。大企業にコンサルに入って、よほど苦労したんだろうな、と考えてしまいました。

・組織慣性力の強い企業・・・社員が日々の日常業務において少しずつ工夫を凝らし、「あるべき姿」に向かって徐々に歩み寄ることである(p63)

 つまり、ミッションとか組織改革とか旗を振っても、組織を構成する人間の質が最も重要であるということなのです。社員は常に社長を見ているのであって、会社が傾いたときに、労使関係の本質が表面化してくるのです。

 どんなに良い施策を打っても、気にいらない上司の足を引っ張ったり、気の合わない同僚は助けないようでは、成果が出るはずがないのです。松下幸之助は「経営は芸術のようなもの」と表現していましたが、厳しくないと緩んでしまうし、ぬるすぎると崩れるのが会社経営なのでしょう。

・社員は常に社長を含む経営陣を見ているのである・・・社員だけがだらしのない会社はない。長期的には社員は社長の顔が映った鏡となると思っている(p51)

 与えられた現状を生かしながら目の前の小さい改善をしていくことを推奨し

リンク元

コメント

タイトルとURLをコピーしました