宝塚星組公演「ロミオとジュリエット」

小説の書評と感想
●2021年5月宝塚星組公演「ロミオとジュリエット」(東京宝塚劇場)出演:礼真琴 舞空瞳 愛月ひかる 瀬央ゆりあ 綺城ひか理 有沙瞳  天華えま 極美慎 碧海さりお宝塚星組公演「ロミオとジュリエット」を観ました。以前、同じプレスギュルヴィック・小池修一郎版の、宝塚でない方のバージョンを観ましたが、こちらのほうがクラシカルな雰囲気で(携帯電話も出てこないし)好みでした。ヴェローナで古くから対立する2つの家、衣装が赤のキャピュレット、青のモンタギューと分かれていて、わかりやすいです。お話自体は古典的ですが、楽曲はもちろん衣装やセリフなどは現代風でもあり、原典を知らなくても受け入れやすそうです。「愛」と「死」を擬人化したダンサーが出てくるのは、「エリザベート」的でもあります。愛と死は作中でロミオやジュリエット、様々な人物の背後に出てきて時には現実に干渉します。これが逆の概念である「生」と「死」ではなく、「愛」と「死」なのは、ロミオとジュリエットの物語が最後に行き着く場所を暗示しているといえるのでしょう。礼真琴のロミオ、舞空瞳のジュリエット、ともに初々しい魅力にあふれています。歌唱が二人共とても素晴らしく綺麗です。「エメ」は本作を代表する名曲ですが、迫るような二人の歌唱で荘厳な場面になりました。二人の心の動きが丁寧に表現されていて、自然に共感を覚えます。二人をつなぐ有沙瞳の乳母の歌が抜群でした。ジュリエットの従兄弟ティボルトを愛月ひかるが演じていて魅力的です。この人のキャラクターは、行儀の良い二枚目が主流の今の宝塚では貴重な存在だと思います。一方のモンタギュー家ではベンヴォー

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