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書評総合
子供の数が少なくなったら、どうなるのか
歴史を振り返ると、かつては量を追い求めていたのに、急に質を求めるようになった時期がある。多産になれば、乳児死亡率が高い状況で生き延びる子供の数が増える、労働力が増える、老後の生活が安定するなど、様々な利益が得られる。ところが、そうした利益が減り、やがて全くなくなると、親は子供の養育や生活の質の向上にお金をかけるようになる。
 
人口を一定に維持できる出生率の水準を、人口置換水準という。若年で死亡する人がいることなどを考慮すると、先進国の人口置換水準は約2.1となる。出生率が人口置換水準まで下がった国の中で、さらなる下落を食い止めて人口を一定水準まで押し戻した国はこれまでに1つもない。人口置換水準を下回る社会で暮らす人たちの割合は、今なお増え続けている。1950年には、世界人口の40%が出生率6を超える国で暮らしていて、世界全体の出生率は約5だった。ところが、2000年になると、出生率が6を超える国で暮らしているのは世界人口のたった5%となり、世界全体の出生率は2.6となり、人口置換水準に近づいた。2050年には、人類の3/4近くが人口置換水準を下回る国で暮らすことになると推定されている。
 
このように世界規模でシフトが起これば、人口や人口構成、経済、そして国の戦略に極めて大きな影響が及ぶ。ヨーロッパの重要性が低くなり、アジアの重要性が増した。一方、出生率に目を向ければ、2020〜2070年までの50年間では、全世界の子供の75%近くがアフリカで生まれることになるだろう。
 
人口置換水準を割り込んだ国では、

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