和田芳恵「雪女」を読む

小説の書評と感想
 新潮社「川端康成文学賞 全作品 Ⅰ」より、第5回め、1978年の受賞作、和田芳恵「雪女」を読み了える。 先行する富岡多恵子「立切れ」は、先の3月28日の記事にアップした。
 和田芳恵(わだ・よしえ、1906年~1977年)は、北海道生まれの男性作家であり、樋口一葉・研究家でもあった(Wikipediaに依る)。 「雪女」では、寄宿して通学していた仙一が、脚気になったが放って置き、踵がつかなくなってしまい、実家へ帰る。青年団の幹部になった仙一が、料理屋「丸大」の娘、さん子を見染める。仙一とさん子の噂が流れ、仙一は宮本印章店へ住み込みとなる。 仙一は2年後、さん子を伴って円通寺住職を訪い、結婚に賛成を得る。帰路、さん子は自らキスを求める。 障害を持つ青年が主人公ながら、明るい恋愛小説である。お寺の権威を借りる点が、僕は気に入らない。時代設定が、脚気、住み込み奉公と古いのかと思うと、女性からの求愛などがあり、新しいのか、よくわからない。写真ACより、「ビジネス」のイラスト1枚。

Source: 小説

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