『プラスチックと歩む:その誕生から持続可能な世界を目指すまで』(原書房) – 著者: ナタリー・ゴンタール,エレーヌ・サンジエ – ナタリー・ゴンタールによる前書き

書評総合

『プラスチックと歩む:その誕生から持続可能な世界を目指すまで』(原書房)著者:ナタリー・ゴンタール,エレーヌ・サンジエ
Amazon |
honto |
その他の書店
レジ袋が有料になったり、プラスチック製ストローが使われなくなったり、プラスチックは最近すっかり悪者だ。埋め立てられない、焼却できない、リサイクルできない、人体にも環境にも悪影響ばかり。なるべくプラスチックを使わないように努力をする人も増えているが、個人の努力ではどうしようもないさまざまな素材や部品に、プラスチックは大量に使われているのが現実だ。そう、現代の私たちはプラスチックなしの生活は考えられない。このジレンマにもっとも早く気がついていたのは、ほかならぬプラスチックの研究者だ。よりよい未来のための今できることはなにか? 長年プラスチックを研究しつづけてきた著者が、科学者の目線でプラスチックとのつきあい方、プラスチックと人間の未来を考える新刊『プラスチックと歩む』の序文を特別公開する。
素晴らしい発明品、プラスチック
まもなく21世紀が始まろうという頃、モンペリエ大学の5階にある私の研究室でのことだった。南に面したその部屋には大きなガラス窓があり、その雨戸のハンドルはずいぶん前から壊れていた。そのため、窓辺には常に陽がさんさんと降り注いでいた――これはあとの話に関わってくるので覚えておいてほしい。研究者となって15年経っていた私は、当時、世界の様々な場所を訪れてプラスチックの研究を行っていた。プラスチックというこの素晴らしい発明品に、私は大いに興味をそそられていた。この素材で作られたおびただしい数の日用品のお

リンク元

コメント

タイトルとURLをコピーしました