『見知らぬ友』(福音館書店) – 著者: マルセロ・ビルマヘール – マルセロ・ビルマヘールによる自著解説

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『見知らぬ友』(福音館書店)著者:マルセロ・ビルマヘール
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新刊『見知らぬ友』は、アルゼンチンで数々の児童文学賞に輝く実力派作家、マルセロ・ビルマヘールさんによる中高生向け短編集。揺れ動く10代のどこか不思議で謎めいた日常が綴られた一冊です。邦訳版の刊行を記念して、ビルマヘールさんが日本の読者に向けて寄せてくださったエッセイを、作品の翻訳者、宇野和美さんの訳でお届けします。ぜひお楽しみください。
『見知らぬ友』が日本で刊行されてマルセロ・ビルマヘール(訳:宇野和美)
『見知らぬ友』が日本で翻訳出版されるという知らせを受けとったのは、エルサレムからブエノスアイレスに帰る途中、ロンドンの空港にいるときでした。そのとき感じた大きな喜びと感動は、今も続いています。自分の書いた物語がそんな遠くまで届くとは! 小説や短編のおかげで、私は25歳の頃から、遠い土地へと足を運んできました。54歳の今は、前ほど出かけなくなりましたが、私の本はあいかわらず世界をかけめぐっています。そもそものはじまりは8歳、小学校3年生のときでした。私は、よく文房具をなくす子どもでした。そこで、いらない紙の裏に「教室新聞」を書き始めました。ニュースや、自分で作ったコントや冒険物語をのせた、その新聞をクラスメイトに貸して、かわりに消しゴムや鉛筆やコンパスをもらうことにしたのです。けれども、そうやって文房具をかき集めても、下校時間には、また何かなくすので、次の日も新しい新聞を書かなければなりませんでした。そんなわけで、物心ついたときからこれまでずっと私は、わくわくする楽し

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