『ギフトエコノミー ―買わない暮らしのつくり方―』(青土社) – 著者: リーズル・クラーク,レベッカ・ロックフェラー – 服部 雄一郎による後書き

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『ギフトエコノミー ―買わない暮らしのつくり方―』(青土社)著者:リーズル・クラーク,レベッカ・ロックフェラー
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世界に広がる買わないプロジェクト!持続可能な世界をつくりるために私たちにできることとは?
ギフトエコノミーとは、お金による売買や取引ではなく、無償での「贈与」や「分かち合い」によって、モノやサービスが循環する枠組みを意味します。およそすべてがお金でやり取りされる現代、「贈与や分かち合いによる経済」などと言うと、「非現実的な理想論」のように感じる人もいるかもしれません。でも、かつての人間社会にはギフトエコノミー的要素がもっともっとあふれ、長きにわたって経済の重要な一部を占めていたわけです。それが貨幣経済/市場経済の肥大化・絶対化とともに、すっかり影の薄い周辺的な存在に成り下がってしまったのは、わりに最近のこと。鶴見済さんの『0円で生きる』の冒頭にこんな言葉があります。
地球上にある物はもとよりすべてが共有物だった。人々はそれを分け合い、あげたりお返ししたりして暮らしてきた。その私有化を推し進めた最大の勢力は資本主義であり、ここ二世紀ほどはその全盛期だった。(中略)お金がすべての社会になったのは、ほんの数百年前のこと。それまでの人類史のほとんどの期間、人は必要なものを分け合ったり、あげたり、力を合わせたりしながら生きてきたのだ。はるか遠い昔のことではないのだから、取り戻せないはずがない
今は、誕生日プレゼントも、クリスマスプレゼントも、お歳暮も、お礼も、「なんでもお金で買って済ませる」時代です。つまり、「贈与」さえ、お金

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