『図説 異形の生態:幻想動物組成百科』(原書房) – 著者: ジャン=バティスト・ド・パナフィユー – ルイ・アルベール・ド・ブロイによる前書き

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『図説 異形の生態:幻想動物組成百科』(原書房)著者:ジャン=バティスト・ド・パナフィユー
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ユニコーン、ドラゴン、セイレーン、バジリスク……神話や伝説に登場する異形たち。子供の頃に読んだ絵本や物語。大人になってから観た映画の一場面。私たちはその強烈な姿に驚き、強烈に魅了される。でも――幻想動物の体のなかはどうなっているのだろう? どんな仕組みになっているのだろう? フランスの生物学者と画家がそんな疑問に大真面目に取り組んだ。『図説 異形の生態:幻想動物組成百科』は、伝説の動物たちの体内構造や組成までを、フルカラーで紹介する世紀の奇書。ルイ・アルベール・ド・ブロイによる序文(一部)を公開する。
異形の生物を解剖する
図鑑を眺めている子どもたちの精神は、詩人プレヴェールが言うように、自由を手にして奔放に駆けまわる。カエルの変態や卵の孵化に夢中になりながら、心のなかの広大な草原を走りまわるのだ。子どもたちは、単にキジ目や無脊椎動物の解剖学的な説明を読むだけではなく、生物の進化の過程や見事なイラストのなかに隠された謎や暗号を解き明かしていく。僕らはあらゆる感覚を総動員して、自分だけの物語へと誘われ、想像の世界を船で漕ぎ進む。頭のなかにある空想は、誰にも盗むことはできない。僕らは空想の世界では大人になれた。誰よりも大物で、立派で、勇敢。オデュッセウスやマルコ・ポーロ、ジュール・ヴェルヌ、エドガー・アラン・ポーよりも優れた人物にもなれたのだ。そして、新たな冒険を求めてあらゆる生物に向き合い、知られざる海を漕ぎ進

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