ヒポクラテスを読む(4)

小説の書評と感想
 岩波文庫のヒポクラテス「古い医術について 他八篇」より、4回めの紹介をする。 同(3)は、先の2月18日の記事にアップした。 今回は「技術について」全14節、85ページ~98ページ、14ページを読んだ。 第5節で、「病気になったとき医者にかからなくても回復した人が沢山ある。」との論難に、「医者と同じ自家治療を偶然に用いたからである」と反論している。動植物の自己治癒力の仕組みが、分からない時代の考えである。 第8節。医術の及び得ないことを医術に対して要求する無知を、狂気に縁が近いと非難する。現在では、ホスピスケアが1分野を成している。 第13節では症状の判断に、視覚によること、薬剤投与による排泄物での判断を挙げている。現在では、レントゲン、エコー、内視鏡、MRIなどによって、患部の判断をできるようになった。 医療が急速に進歩した現在、紀元前400年の医療に、素人が指摘できる点はある。 しかし医療者に素質と教育が必要とし、技術の進歩と医療者の倫理を説いた点は、現代でも信条とされているようだ。写真ACより、「病人」のイラスト1枚。

Source: 小説

リンク元

コメント

タイトルとURLをコピーしました