「五代友厚 士魂商才」佐江衆一

ビジネス書の書評と感想


【私の評価】★★★★☆(84点)

内容と感想
■薩摩藩出身で明治維新前後に活躍した
 五代友厚の映画「天外者
 (てんがらもん)」を見て、
 史実と比較しようと手にした一冊です。

 五代友厚は薩摩藩生まれ。
 幼名才助。

 14歳で世界地図の模写をする、
 18歳で長崎海軍伝習所に学ぶ、
 29歳で英国に留学するなど
 五代は時代の最先端を
 生きていたとわかります。

 生麦事件に端を発する薩英戦争では
 五代が退避させていた薩摩の軍艦3隻は
 英国に沈没させられ、五代は捕虜となり、
 横浜まで連行されました。

 当時、一撃必殺の薩摩藩士が
 生きて捕虜となるのは武士の恥。
 卑怯者として薩摩藩士から
 命を狙われていたのは事実のようです。

・薩摩藩士がすすんでイギリス艦隊の捕虜になるのは、前代未聞のこっじゃ。外国を知るお前んさァと俺じゃっで出来る。じゃっどん、戦わずして敵の捕虜となるとは、薩摩武士の風上にもおけぬ卑怯者との謗(そし)りをうけもンど。・・・私ら二人、藩内では西洋かぶれと評判が悪いから、いまさら何といわれようとおどろかんし、恥とも思わん。(p169)

■明治維新とは、薩摩藩・長州藩内部の
 西洋かぶれの志士たちが、
 徳川幕府から主導権を取り返したい
 薩摩藩、長州藩の政治力・武力を利用して、
 日本の統一国家化を実現した
 クーデターのように感じました。

 西洋の武器を手にいれた薩長藩主は
 徳川幕府を倒し、連邦制にしたかった。

 一方、志士たちは機械化・文明化した
 欧州に植民地支配されないために
 武力と科学技術に

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