『生活道具の文化誌:日用品から大型調度品まで』(原書房) – 著者: エイミー・アザリート – エイミー・アザリートによる前書き

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『生活道具の文化誌:日用品から大型調度品まで』(原書房)著者:エイミー・アザリート
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椅子、スプーン、鏡、花瓶……お気に入りの家具や道具は誰にでもあるものでしょう。家庭にあるさまざまな「家具・インテリア」。その歴史とエピソードを味わいあるイラストともに紹介した『生活道具の文化誌――日用品から大型調度品まで』は、箸や机、枕から暖炉にソファー、壁紙まで、60あまりの「家にあるモノ」を興味深いコラムとともに語る、楽しい本です。家にいる時間が長い今、ちょっと気分を変えて、ふだんは意識しない家具や道具について考えてみる――すてきな時間をすごせるかもしれません。本書の序文を公開します。
お気に入りの家具には物語がある
私が今この原稿を書いている机、座っている椅子、部屋を照らすランプ―どんな家具にも使う人の思い出が染みついている。そして家具そのものにも、過去から現在につながる歴史が秘められている。たとえば椅子はどうだろうか。イタリア北部のキアヴァリで生産される椅子や、フランスの家具デザイナーがデザインしたトリックスの椅子のように、生産地やデザイナーがはっきりしている椅子もある。ウィンザーチェアやロッキングチェアのように、この日、このデザイナーによって作られたと明確に言えなくても、そのタイプの椅子がいつ頃から使われているのかよく知られているものもある。しかし、世界最初の椅子がいつ作られたのかはまったくわからない。机や皿といったありふれた道具の多くは、この世に生み出された正確な瞬間を突き止めるのはまず不可能だし、そんな

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