『学名の秘密 生き物はどのように名付けられるか』(原書房) – 著者: スティーヴン・B・ハード – 上京恵による後書き

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『学名の秘密 生き物はどのように名付けられるか』(原書房)著者:スティーヴン・B・ハード
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学名――というと、なんだかいきなりむずかしい話だと思う方も多いでしょう。まじめな学者がある法則にしたがってラテン語でつけるよくわからないもの、というイメージがあるかもしれません。ですが、「ダーウィンのフジツボ」「デヴィッド・ボウイのクモ」「マルフォイのハチ」なんて学名があることをご存じでしょうか。有名人にあやかってみたり、功労者をたたえてみたり、実は悪口であったりと、興味深い学名の数々はどのようにして名付けられたのか。そして、生き物はなぜ学名を名付けられる必要があるのか。『学名の秘密――生き物はどのように名付けられるか』は、命名の決まりから命名権の売買まで、種の発見と名付けにまつわる物語をわかりやすく語った本です。多くの驚きに満ちた本書の訳者まえがきを公開します。
種の発見と名付けにまつわる物語には驚きがいっぱい
献名とは、特定の人物の名前を織り込んで生物に命名することです。動植物の名前は一般名(日本語の名前は和名)とラテン語による学名がありますが、本書で取り上げているのは学名に関する献名の事例です。献名に用いられる人物の多くは、その生物の発見にかかわった科学者や収集家、直接その生物とは関係ない偉大な科学者などですが、それに限定はされません。歌手や俳優といった芸能人、スポーツ選手、政治家、命名者の家族、映画や小説の架空のキャラクターまで多種多様です。本書はそれらをさまざまな観点から紹介しています。しかし著者の狙いは、単に人名由来の動植物を

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