『政治参加論』(東京大学出版会) – 著者: 蒲島 郁夫,境家 史郎 – 蒲島 郁夫,境家 史郎による後書き

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『政治参加論』(東京大学出版会)著者:蒲島 郁夫,境家 史郎
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日本人の政治参加の特質を実証的に明らかにし、その問題点を浮き彫りにした名著、蒲島郁夫『政治参加』(1988年、東京大学出版会)が出版されてから30年余りが経過しました。このたび、蒲島先生と境家先生の共著で上梓された『政治参加論』は、前著を前面的に刷新した決定版といえます。お二人による「あとがき」を特別公開いたします。  
『政治参加論』あとがき
本書は、1988年に出版された蒲島郁夫著『政治参加』(以下、便宜的に「旧版」と呼ぶ)の改訂版として企画された。旧版は、90年前後における日本政治学の到達点を示した「現代政治学叢書」の一冊であったが、今回の大幅な改訂に伴い、本書は同シリーズと独立に刊行することとし、それに合わせてタイトルも変更された。旧版は幸いにも出版以来多くの読者を得て、長い間、大学教育の場で教科書として使われてきただけでなく、日本人の政治参加に関する研究の最前線でも常に参照されてきた。しかし発行から三十余年(元号が2 度も変わった)を経て、さすがに事例の古さが目立つようになったこと、また近年、政治参加をめぐる内外の研究が進展し、実質的にも付け加えるべき内容が生じたことから、この際、抜本的なバージョンアップが図られることになった。この三十余年の間に、日本人の政治参加、日本の政治経済システムのあり方は、対照的と言えるほどに大きく変化した。旧版の主眼は「支持参加モデル」の提示にあった。それは、わが国が惨めな敗戦から立ち上がり、世界第2位の経済

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