一茶「七番日記」(下)を読む(7)

小説の書評と感想
 岩波文庫の一茶「七番日記」(下)より、7回めの紹介をする。 同(6)は、先の1月7日の記事にアップした。 今回は、文化14年正月~6月の半年分、295ページ~329ページ、35ページ分を読んだ。 江戸俳壇を離れ、54歳で得た長男・千太郎が早逝し、老境に入る。それでも新しい発想の句を吟じ、類想句はわずかである。得意の口語体の句を進め、郷里の風土を含め、先駆的に吟じている。 6月の項の末尾に、398句とあるのは、正月からの総計だろう。 以下に5句を引く。はつ空にはやキズ(疵)付(つけ)るけぶり哉秋雨(さめ)や乳放(ちばな)れ馬の旅に立(たつ)有明(ありあけ)にかこち皃(がほ)也夫婦(ふうふ)猫短夜(みじかよ)にさて手の込んだ草の花云(いひ)ぶんのあるつらつきや引(ひき)がへる写真ACより、「ウィンターアイコン」の1枚。

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