「エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ」

ビジネス書の書評と感想


【私の評価】★★★★☆(88点)

内容と感想
■化石資源のない日本において
 エネルギーをどうするのか
 ということは国家の命運を決めると
 いって間違いはないでしょう。

 電化率25%の日本においては
 エネルギーの半分を電力の形で
 消費していることになり、
 特に「電力」が重要です。

 電力業界では
 2012年の再エネ固定価格買取制度、
 2016年の電力の全面自由化、
 2018年の非化石価値取引市場、
 2019年のベースロード市場、
 2020年の送配電部門の法的分離、
 2020年の容量市場入札(4年後分)
 と大きな改革が進みました。

 過去の総括原価と地域独占による
 電力会社の供給責任はなくなり、
 市場メカニズムに移行しました。

 そうした中、寒波とLNG在庫減少により
 電力市場価格が高騰。市場では価格が
 上下するのが当然とはいえ、関係者に
 衝撃が広がりました。

 この本は3年前に書かれたものですが、
 現在の電力業界の改革の実情を
 よく反映しており、電力業界の未来を
 考える良書となっています。

・自由化してからしばらく経つと国全体として発電設備量が不足する可能性があります・・・再エネの普及により従来型電源は雲天や風が吹かない時のみ発電することを求められる都合の良い存在となるからです・・独や英などでは火力電源の廃止が続き、規制機関が事業者に対して、発電設備を維持することへの対価を支払う制度を導入・・(p19)

■本書のUtility3.0へのゲームチェンジ
 の意味は、現在の電力改革の方向性と
 同じで、

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