「梅崎春生全集」第4巻を読む(6)

小説の書評と感想
 沖積舎の「梅崎春生全集」第4巻(1984年・刊)より、6回めの紹介をする。 同(5)は、昨年10月12日の記事にアップした。 今回は、「時任爺さん」「阪東医師」「葬式饅頭」「遠足」の短編小説4編を読んだ。280ページ~303ページである。 「時任爺さん」は1946年の青年の視点で、あと3編は、少年の視点で描かれる。 いずれも庶民のいざこざ=トラブルを描く。また些細な食に絡めている。初出も1956年~1960年であり、「もはや戦後ではない」と言われ、高度成長期に入っていた。しかし梅崎春生は、取り残された庶民を含めて、すべての人が裕福にならなければ、豊かな社会と言えない、という思いがあるようだ。 僕の「梅崎春生全集」読書の進捗が遅いのは、応接間で読むのも1因である。応接間には空調設備がないので、夏と冬は、あまり居座れないのだ。写真ACより、「ウィンターアイコン」の1枚。

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