「獣たちのコロシアム 池袋ウエストゲートパークXVI 」 石田衣良

小説の書評と感想

――闇の虐待ショーをぶち壊せ!
ダークウェブの深奥にある「逆隊コロシアム」。
通常の手段ではアクセスできないサイトでは、
競うように児童虐待動画がアップされている。
「逆隊コロシアム」を潰して、
その一部始終をドキュメンタリーにしたいという
テレビ・ディレクターの梅原から依頼を受け、
3人の虐待サバイバーの若者とともに
調査に乗り出したマコトは、
ある日テレビで見た子どもの虐待死のニュースが、
「逆隊コロシアム」の動画に映っていた少女のことだと気づく。
小さな命を救えなかった悔しさと怒りを胸に、
マコトはタカシや仲間たちと
巨大なウェブに巣くう獣たちに戦いを挑む。
表題作のほか、
池袋の路上で繰り広げられたタピオカ抗争の顛末、
日本屈指のラブホ街を狙った強盗団との闘い、
恋人のいない若い女性を狙ったバースデイコール詐欺を描いた4編を収録。
累計430万部突破のIWGP16弾!
一番詳しく紹介されてる「逆隊コロシアム」
子供の虐待を扱う重いテーマなんだけど、
ターゲットを単純なおぞましいキャラに落とし込んで、すっきりな結末。
虐待の被害児をみんな助けるのは無理だとしても
闇サイトで犠牲になった何人かだけでも救うという目的は達成されたけど・・・
救いのない気持ちは苦く残る
今回は利害関係抜きにタカシだけでなくゼロワンまでも協力的。
コロナ禍に彼らがそれぞれ活動してるのもなんか不思議
小気味よい爽快感がこのシリーズの醍醐味なのはわかってるけど、
Gボーイズの人海戦術で制圧・・・のパターンって
「バースデイコールの甘い罠」のホストクラブつぶしと似すぎかも。

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