「監獄に生きる君たちへ」松村涼哉 MW文庫

書評総合
どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止していますさて、今回紹介するのは松村涼哉さんの「監獄に生きる君たちへ」です!廃墟に閉じ込められた6人の少年少女。彼らは7年前に起こった真鶴茜殺人事件の犯人探しを行うことになる。児童福祉司だった茜とそれぞれ関係があった6人の少年少女たち。7年前の茜と6人が共に廃墟となった施設に宿泊したあの日、彼らはそれぞれ何をしていたのか。そして証言から導き出される犯人とは…松村涼哉さんの新作。「15歳のテロリスト」「僕が僕をやめる日」と10代の少年の犯罪と感情を切れ味鋭く描いてきたので新作をとても楽しみにしていました。今作も心を切り刻むような描写が鮮烈に印象に残る素晴らしい作品でした。面白かったです。7年前、児童福祉司の茜に連れられとある宿泊施設に泊まり旅行をした6人の少女たち。そこで茜は事故死してしまい、少年少女たちはそれぞれ心に傷を負ったまま生活していました。そんなある日、廃墟となったその宿泊施設に再び集められた6人は茜を殺した奴がいるという手紙をきっかけに過去の証言から犯人探しを行うことになります。序盤は児童福祉司というちょっと見慣れない職業と少年少女の独白に近い証言に物語に入り込みづらいと感じる部分もありました。しかし茜の人柄が輪郭を帯びるようになるとグイグイ物語に引き込まれていきました。かつて団地で起こった少女の転落死。6人の少年少女の過酷な虐待の過去。暴力ではなく両親の関係悪化や目に見えない傷を負った彼らがどのようにして茜と出会い、そして茜に何を感じてどんな感情を持ったのか。彼らの口から語られ

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