山之口貘の散文14編を読む

小説の書評と感想
 Kindle本「山之口貘全詩集 小説・評論・随想 14篇併録」より、散文14編を読み了える。 全詩集の紹介は、今月14日の記事にアップした。
 詩人の文章として、どれが小説やらエッセイやら分からない。 「つまり詩は亡びる」と「詩とはなにか」が評論であることは分かる。しかし論理的な定言には至らない。 エッセイでは、沖縄県出身であることや、るんぺん(自分でそう書いている)までしながら、詩の創作意欲を失わなかったことが強調される。沖縄県出身の卑下や居直り、るんぺん生活からの名誉など、詩一筋のせいの明るさがある。 「自伝」「私の青年時代」他、はっきり自伝の文章もある。全詩集と相俟って、極貧にあって詩を捨てなかったのは立派である。僕は進学で、文学を諦めた時期がある。再開したのは、結婚して1児を得てからだった。ずいぶん出遅れてしまった。タラレバはない話だけれども。

Source: 小説

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