「つみびと」 山田映美

小説の書評と感想

灼熱の夏、彼女はなぜ幼な子二人を置き去りにしたのか。
フィクションでしか書けない“現実”がある。
虐げられる者たちの心理に深く分け入る迫真の長編小説。
本当に苦しくなる物語
一番罪なことは子供の命を奪うことならば、捨てるほうが罪は軽いのか。
主人公蓮音とその母親琴音、そして亡くなった子供たちの物語。
愚かな若い母親が思いとどまり、人生をやり直せるポイントはあったはずなのに。
辛い子供時代から、一度は温かい家庭を築いたのに。長続きしない幸福。。。
母親以外にも子供たちに関わった人間は何人もいたのに、
なぜ誰も助けることは叶わなかったのか。
「小さき者たち」は幼い兄妹のレクイエム。
ママが大好きで、無邪気で健気で・・・。不安で苦しい日々だけではなく楽しい時間もあった。
確かに生きていた短い人生が切ない。
母親たちにもそれぞれ事情と過酷な辛い体験があったのはわかるけど、
蓮音と琴音が少し心を通わせてもあまり救いは感じられませんでした


Source: 小説

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