38億年の生命史に学ぶ生存戦略

書評総合
ビジネスの戦略は生物の戦略と似ている
自然界は激しい生存競争の場である。競争に勝利したものが生き残り、競争に敗れたものは滅びる。私たちの目の前にいる植物や生き物たちは、すべて38億年の進化の歴史の中で勝ち抜いてきた勝者たちである。この進化の歴史の中で、生き物たちは勝ち抜き、生き抜くための「戦略」を発達させてきた。
 
自然界では、ナンバー1しか生きられない。競争を行えば、必ずどちらかが排除され滅びる。但し、ナンバー1を分け合うことができれば、どちらも生存することができる。ナンバー1になれる場所は、それぞれの生き物だけのオンリー1なのである。すべての生き物は「ナンバー1になれるオンリー1の場所」を持っている。この場所を、生物学では「ニッチ」と呼んでいる。ニッチを獲得できなかったものは、滅びていく。
 
生物のポジショニング戦略
すべての生物はニッチをずらしながら、自分の居場所を確保している。サバンナには草食動物がたくさんいるように思えるが、それらの草食動物もニッチを分け合っている。シマウマは、草の先端や穂の部分を食べている。ヌーはその下の茎や葉の部分を食べる。そして、トムソンガゼルは背丈の低い地面の際の草を食べている。こうして、同じサバンナの草食動物も、食べる部分が異なり、ニッチをずらしている。これは生物学では「棲み分け」と呼ばれている。
 
他の生物とニッチをずらしながら、自らのニッチを確保する。これはビジネスの世界の「ポジショニング戦略」そのものである。どこにポジショニングするのかは、ナンバー1になれるニッチを獲得するために、極めて重要である。ポ

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