「風の歌を聴け」村上春樹

ビジネス書の書評と感想


【私の評価】★★★★☆(80点)

内容と感想
■村上春樹のデビュー作ということで
 手にした一冊です。

 1970年代、大学生の僕は
 海に近い町で、
 バーで友人とビールを飲み、
 少女と親しくなった。

 金持ちの友人は大学を辞め、
 小説家になるという。

 何もしなくても食べていける
 自分は何者なのか、と友人は
 考えているようだった。 

・時々ね、どうしても我慢できなくなることがあるんだ。自分が金持ちだってことにね。逃げだしたくなるんだよ。わかるかい?(p116)

■レコード店で知り合った少女の片手には
 指が4本しかなく、彼女は家族のことを
 言おうとしなかった。
 自分を否定するような言葉、
 お前なんか死んでしまえ、
 などという幻聴が聞こえるという。

 どうやら家庭は複雑で、
 両親から虐待を受けて
 いるようだった。

 僕は「いつか風向きは変わるさ」と
 いうことしかできなかった。

・ずっと嫌なことばかり。頭の上をね、いつも悪い風が吹いているのよ」「風向きも変わるさ」「本当にそう思う?」「いつかね。」彼女はしばらく黙った(p145)

■この本にでてくる小説は
 ヘミングウェイ、フィッツジェラルド、
 音楽はビーチ・ボーイズ、ベートーベン、
 マイルス・デイビスと海外の風が
 吹いているように感じました。

 翻訳家であり、ジャズ喫茶を経営していた
 村上春樹さんの知性を感じさせて
 くれるストーリーでした。

 村上さんの経営していたジャズ喫茶も
 「ジェイズ・バー」だったのかな、などと
 思いながら本書を

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