傲慢と善良 辻村深月

小説の書評と感想
香和女子の「純金・18金・金メッキ」って金城学院のことかな?主題には関係のないところに引っかかってしまった。ググってもわかんなかったけど、他の地方にもエスカレーター式お嬢様学校で「中学以前から入学しているのは純金、高校からは18金、大学からは金メッキ」て呼ばれるところもあるのかな?「いいこ」の真実ちゃんを(マミちゃん)、(シンジツ)と誤読してしまい、その度に(マミちゃん)と読みかえた。別の読み方がある名前ってややこしい。マミちゃんのシンジツがどこにあるのか、それをさがしていく物語。ある日忽然と消えたマミちゃん。婚約者の架(カケル)は、いなくなってしまってから、結婚しようと思っていたマミちゃんのことを何も知らなかったことに気づく。どんな仕事をしていたのか。どんな友だちがいるのか。何を勉強していたのか、何を思っていたのか、どんな生活をしていたのか。現在を、過去を。いっしょに生きるはずだった未来を。いなくなるまで真剣に考えていなかった。考えているつもりでいた。それだけだった。そのことすら気づいていなかった。興味がなかった。興味がなかったことにすら、気づいていなかった。カケルは逃した大魚の魚影を引きずってウジウジと未練の泥沼に浸かっていた。結婚なんて自由が無くなるもの、いつかはするかもしれないけど、今じゃなくてもいいもの。結婚や出産などの将来設計のビジョンが明確なモトカノは、待ちきれず去っていった。めちゃくちゃいいオンナだったのに、振られてしまった。  でも、またいいオンナに出会えるだろうと思っていた。これまでずっとそうだった。モテてきた。不自由したことがなかった。

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