江國香織「泣かない子供」を読む

小説の書評と感想
 江國香織のエッセイ集「泣かない子供」を読み了える。 知っているエピソードがある、と調べると、先のブログ「サスケの本棚」の2010年1月27日の記事に、アップしていた。
 角川文庫、2002年5刷。10年以上隔てていると、忘れた部分も多く、楽しく読めた。 やはり1番面白いのは、事務処理能力に長けた妹を描く「妹の不在とその影響」である。著者が5社からの締切が迫ってパニックになっていると、妹が冷静にスケジュールを組み立てる、という場面である。 「世のなかの、善いもの、美しいもの」で称賛している、ヒメネス「プラテーロ」は僕も読んだ事がある。 第Ⅲ章は、読書日記で、お気に入りの12編を、短く紹介している。 第Ⅴ章には、「なぜ書くか」という、根本に触れたエッセイがある。リラックスしている時に、「なぜ書くのか、あなたの文学に対する姿勢を問う」などと電話されて、迷惑がりながら、その答えを出している。 江國香織の小説を読む人は、エッセイ集も読んで、親しみが湧くだろう。

Source: 小説

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