『史上最悪の感染症: 結核、マラリアからエイズ、MERS、薬剤耐性菌、COVID19まで』(青土社) – 著者: マイケル・オスターホルム,マーク・オルシェイカー – マイケル・オスターホルム,マーク・オルシェイカーによる書評

書評総合

『史上最悪の感染症: 結核、マラリアからエイズ、MERS、薬剤耐性菌、COVID19まで』(青土社) 著者:マイケル・オスターホルム,マーク・オルシェイカー
COVID-19のパンデミックは、現代のグローバル社会がいかに感染症に対して無防備であるかを明らかにした。マラリア、結核など、先進国では終わったと思われている感染症はいまだに発展途上国で猛威をふるい続け、エイズ、エボラはふたたび大流行を起こしつつある。封じ込められたSARS,MERSも、いつパンデミックを起こしてもおかしくない。そして、家畜への抗生物質の大量投与は、我々を脅かす薬剤耐性菌を日々産み出している……。
疫学の第一人者が語る、感染症の本当の恐ろしさとその対処法。
私たちは本書の出版を、二〇一四年から二〇一六年に西アフリカでエボラウイルス病が流行していたときに提案した。執筆を終えたのは、ジカ熱の流行が太平洋諸島から南北両アメリカへと拡大していたころだ。執筆中に私たちの頭にあったのは、二〇〇二年に東南アジアで始まりカナダへ拡大したSARS(重症急性呼吸器症候群)コロナウイルスの流行であり、二〇〇九年にメキシコから広がったH1N1型インフルエンザの流行であり、二〇一二年にアラビア半島で広がったもうひとつのコロナウイルス感染症、MERS(中東呼吸器症候群)の流行だった。そしてこの新たな序文を書いている現在、世界は二〇一九年の末に突如中国に出現した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックのまっただなかだ。この新型コロナウイルスは、人から人へ感染する経路がインフルエンザのそれと

リンク元

コメント

タイトルとURLをコピーしました