「うちの作家は推理ができない」なみあと 二見サラ文庫

書評総合
どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止していますさて、今回紹介するのはなみあとさんの「うちの作家は推理ができない」です!⚠︎若干のネタバレありです。「宝石吐きのおんなのこ」で有名ななみあとさんの作品。優しい雰囲気が印象的な日常ミステリでした。現役大学生推理小説家の二宮花壇。売れっ子な彼の担当をすることになった左京真琴だが、書いている物語の推理パートを忘れてしまうとい悪癖を持っていてた。締め切りになっても原稿を上げられない彼のために真琴は一緒に推理パートを考えるのだが…物語は連作短編形式で描かれます。一話一話のお話は花壇が推理パートを忘れ、真琴が推理パートを思い出させる/考える手助けをするという部分が中心となります。推理小説の推理パートを考えるというミステリはなかななか斬新で、真琴の気持ちになって物語を読み進められるのはミステリならではの面白さがありました。花壇と真琴の関係も素敵でした。作家と編集というビジネスライクな関係以上に、お互いがお互いを(文句を言ったりしながらも)信頼しているのが何気ない日常の会話から伝わってきます。上記の2人の関係性は花壇が書く小説からも伝わってきます。花壇は「自分自身と真琴が日常の謎を推理する」という小説を書いているのですが、彼の書く小説からも花壇がいかに真琴のことを信頼しているのか、どういう風に思っているのか読み取ることができます。各話で謎として提示されるのはいわゆる日常の謎。誰かが死ぬような劇的な事件は起きませんが、ミステリとしての読み応えはばっちり。推理パートを考察するシーンは自分の考えと比べ

リンク元

コメント

タイトルとURLをコピーしました