『筋力強化の教科書』(東京大学出版会) – 著者: 石井 直方,柏口 新二,髙西 文利 – 石井 直方による前書き

書評総合

『筋力強化の教科書』(東京大学出版会) 著者:石井 直方,柏口 新二,髙西 文利
東大教授・筋肉研究の第一人者、スポーツ医学のトップランナー、福岡ソフトバンクホークスストレングスコーチ、各界を代表する3名がそれぞれの立場から「筋トレの基本」の重要性と有用性を語る、画期的な筋トレ・テキストが刊行されました。著者のお一人である石井直方先生による序文を掲載します。 
「筋トレの基本」の重要性と有用性。研究者、臨床医、トレーナーがそれぞれの立場から語る
筋力トレーニング(筋トレ)の効果のしくみを研究テーマにしたのは1990年のことです。目標は2つありました。筋肥大のしくみを解明し、より効果的なトレーニング方法の開発につなげること。もう一つは、筋トレが健康にとって役立つものであることを科学的に示すことでした。それから30年が経過し、子どもから高齢者まで、多くの人が当たり前のように筋トレを行うようになりました。さまざまな新しい筋トレ方法が提唱され、それらがインターネットなどを通じて瞬く間に広まるようにもなりました。30年前には想像もできなかったほどの、嬉しい変化といえます。反面、筋トレの基本が軽視され、従来の方法を否定し新規性ばかりを強調するものや、「・・・・・・だけすればよい」というような極端な方法論がもてはやされる傾向があることも否めません。しかし、筋トレの効果を分子レベルで調べた結果、経験に基づく「基本的処方」が、きわめて「確か」なものであることがわかってきています。「スロートレーニング」も、基本的な方法をもとに考案されたものなのです。また、本書で中心的に取り上げているス

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