総合歌誌「歌壇」8月号を読む

小説の書評と感想
 総合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)2020年8月号を、ほぼ読み了える。 入手は、今月16日の記事にアップした。 また同・7月号の感想は、6月22日の記事にアップした。リンクより、過去号の感想へ遡り得る。
 特集は「河野裕子没後十年 -その歌の源泉」である。河野裕子の作品集を読んだ記憶があり、その後も「たとへば君」など、永田家の共著で、作品を読んで来た。全歌集が出版されたなら、図書館で借りてでも読みたい。 創作家は、作品しか残らない。大西民子も、斎藤史も、(もちろん茂吉も白秋も、上田三四二、宮柊二、ほか多くの)全歌集を読んだ。 連載「平成に逝きし歌びとたち 斎藤史」など取り上げられると、懐かしい思いが湧く。 以下に2首を引き、寸感を付す。 K・尚子の「えびね蘭」7首より。三歳の甲高き声に何か言う解らぬババはバイバイされぬ 3歳の児の新語だったのだろうか。バイバイするのは、せめてもの優しさだろう。 T・澄子さんの「総咲きの密」7首より。簡潔に生きゐる夫は大方の家事仕舞ひ了へ寝息はやたつ 賢い夫である。凡愚の我らは、いつまでもぐずぐずしている。

Source: 小説

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