『人類最年長』(文藝春秋) – 著者: 島田 雅彦 – 陣野 俊史による書評

書評総合

『人類最年長』(文藝春秋) 著者:島田 雅彦
159歳の男が語るエロとグロ
男が生まれたのは、1861年3月13日。年齢は、すでに159歳。人類で最年長だ。どうみても60代にしか見えない不老不死の男は、どうしてそんなに長生きしているのか。どうやら「不死化細胞」というのが、この主人公の男(すでに何度も名前を取り換えて生きてきた)には備わっており、先端科学の研究対象にもなっているらしい……。この小説は、カグラミキオというその男の、長い長い半生を語ることに力点がある。関東大震災や東京大空襲を生き延び、エロ・グロ・ナンセンスを楽しんだ過去を、魅力的な看護師相手に語る。まるで歴史物語『大鏡』のようだ。島田雅彦、枯淡の域、か。いや、まだまだ現役である。【初出メディア】日本経済新聞 2019/05/30http://www.nikkei.com/
Source: allreeviws

リンク元

コメント

タイトルとURLをコピーしました