昭和こども食べもの図鑑 奥成達 絵 ながたはるみ

小説の書評と感想
昭和って長い。昭和17年生まれの著者が子ども時代を懐かしんでいる本。レシピも付いている。昭和52年生まれのわたしにはわからない描写もある。わたしの両親より上の世代の子ども時代ともなると、さすがにわからない。戦後食糧難時代はすいとんを食べた……と言われても。とはいえ、都会と田舎では流れる時間が違う。東京生まれの著者はけっこうハイカラな食生活をしていたようで、わたしの子ども時代よりススんでる料理も出てくる。オムライス、ハンバーグ、ミートソーススパゲッティまではわかるけど、ボルシチまで出る食卓とは!都会は違うなあ。学校帰りに一個5円のポテトコロッケを買い食いしたエピソードなんかも、羨ましい。学校にお金を持っていくのは禁止されていたし、そもそもわたしの通学路にポテトコロッケを売ってくれるような肉屋さんも惣菜屋さんもなかった。民家と畑と田んぼしかない通学路だった。というか、家から徒歩圏内には小さなよろず屋(なんでも売っているとは言っていない)しか無かった。……つくづく田舎だったな。実家のまわり、今もよろず屋がコンビニエンスストアになっただけで、相変わらず田んぼと畑だらけなんだけど。初版が2004年なので、書かれた時代はまあまあ新しい……と言えるかな?言えないか。16年前が新しいと思うこの感覚よ。ここからはさらにわたしの思い出話。わたしが子どもの頃も電気炊飯器じゃなくてガス釜炊飯器だった。電気炊飯器が出てからも、ずいぶん長い間「味が違う」と言ってガス釜でご飯を炊いていた。そして炊いたごはんは木のお櫃に入れていた。その頃はほとけさん(仏壇)におぶくさん(お仏供さん)をあげていたっけ。お櫃にお

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