「ライス回顧録 ホワイトハウス激動の2920日」コンドリーザ・ライス

ビジネス書の書評と感想


【私の評価】★★★★☆(84点)

■コンドリーザ・ライスといえば、
 アフリカ系アメリカ人でありながら、
 大統領補佐官、国務長官を歴任。

 大統領補佐官のときには
 911アメリカ同時多発テロ事件から
 アフガニスタン、イラク戦争に
 対応しています。

 2004年からの国務長官時代には
 北朝鮮核実験やパレスチナ問題に対応。、
 最後の2008年にはリーマンショックを
 経験しています。

 北朝鮮問題については、
 軍事オプションをちらつかせながら
 中国の影響力に期待するというのが
 アメリカの基本方針のようです。

・大統領は、中国を動かすためにはどのような言葉を使えばいいのか、電話会談をする前にアイデアを求めてきた・・・単刀直入に、北朝鮮に軍事力を行使するようにアメリカの強硬派から強い圧力がかかっていると江沢民に言い、さらに大統領自身の判断で、北朝鮮をこのまま野放ししておくと日本が核武装化する可能性も排除できない、と付け加えた(p230)

■興味深かったのは、外務省にあたる国務省と
 国防総省とワシントンの大統領府が、
 それぞれ対立していることでしょう。

 国防総省は軍のことに口を出してほしくない。
 国務省は外交のことに口を出してほしくない。
 大統領府は最高責任者として口を出したい。

 もちろん外交と軍事は補完しあいながら、
 アメリカの力の源泉ですから、
 対立する方針を調整し、決定するのが
 大統領府の役割なのです。

 それぞれの立場で、それぞれの意見があり、
 その調整結果で政策が大きく変わる
 怖さを感じました。

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