ももこの宝石物語 さくらももこ

小説の書評と感想
宝石の話は読んでいるだけでワクワクする。宝石は好きだ。宝飾店で見るのも好きだし展示会や美術館で眺めるのも楽しい。真贋の見分けもつかないし、知識も無いけど。宝石にまつわる逸話や、宝石をめぐる物語も好き。ホープダイヤ、真珠の首飾り、インドの星……野間美由紀『ジュエリー』シリーズ牧あけみ『シルバーアロー』シリーズには夢中になった。マンガで描かれる絢爛たる輝きも、文章で表現される魅惑も、実際には手に届かないからこそ憧れた。  だからこの『ももこの宝石物語』も楽しく読んだ。パライヴァトルマリン、ヒスイ、タンザナイト、アレキサンドライト……わたしの誕生日石はなんだったっけ?と調べたりもした。サイトによって何種類か違う石が表示された。パワーストーン屋さんによって微妙に変わるみたい。それにしても質が良くてお値打ちなルース(裸石)を見つけにインドやスリランカに行くのか……オーストラリアに行くのか……70万円お値打ちかー……国民的アニメの原作者だもんね、そりゃ、お金持ちだよね。わかってはいたけど、初期のエッセイ本からムック本の『富士山』あたりまでは買っていたのに、いつしか離れていたのは、こういうトコだったなあ。林真理子もそうだけど、自虐ネタからスタートした人がどんどん成り上がっていって、宝石や着物や旅行や美容を語り出しセレブな交友関係を開陳することに対する、鼻白む気持ち。言ってしまえば嫉妬なんだろうな。道端に落ちてるキレイな小石を拾って宝物にしていたような子が、ふつうの黄色いトパーズを「ただの」「黄色いガラス玉」よばわりする。インペリアルじゃなくてふつうのトパーズだって、トパー

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