「ポオ全集 2」を読む(1)

小説の書評と感想
 谷崎精二・個人全訳「ポオ全集」(春秋社・版)の第1巻を読み了えたので、第2巻に入り、短編小説3編を読んだ。 先行する「同 1」を読む(5)は、今月13日の記事にアップした。
 「同 2」は、1969年11月・初刷、1979年12月・7刷。 訳者が後記で「幻想的、怪奇的な物語を集めた」という第2巻より、初めの3編である。 「赤き死の仮面」、「メッツェンゲルシュタイン」、「アッシャア家の没落」、共に心理的恐怖小説と呼びたい。 「アッシャア家の没落」は、「アッシャー家の崩壊」の名が有名だろう。僕の以前に読んだのが、抄訳だったのか、少年版だったのか、心理的いきさつはこの版が描写細やかだった。 「赤き」「おののかしめ」「ごとくであった」等、古めかしい訳語が多い。訳者が初めてポオを翻訳したのは、1913年(大正2年)と古く、後に手を入れても、致し方なかったのかも知れない。 現在は新しい翻訳が文庫本で出版されている。 

Source: 小説

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