伝承童話の楽しみ

JUGEMテーマ:神話・伝承全般
このブログでは、ときどきグリム童話のピクシー絵本をご紹介しています。
ドイツはグリム童話のふるさとなので、ドイツのピクシー絵本にはグリム童話を題材にしたものが本当に多いです。
また、グリム童話にかぎらず、伝承童話には、先日の「金のがちょう」や「しろばらとべにばら」のように、奇想天外というか荒唐無稽なお話がけっこうあります。
それは「伝承」だからなのでしょうね。
辞書によると、伝承の意味は「(古くからの言い伝え・風習などを)受けついで伝えていくこと(大辞林)」。
口から口に受けついできたものを文字に起こしたのがグリム童話集だったりするわけです。例えば、グリム童話のお話なら、グリム兄弟が書き起こそうとしたときには、そう伝わっていたということ。
ひとりの人がつくったお話ではなく、何十年あるいは何百年かけて「むかし、こんなことがあってね…」と人から人に伝わってきたお話なので、それは壮大な伝言ゲームのようなもの。
聞き間違いもあるだろうし、とちゅうの誰かが意図的にちょっと話を変えたりもあるでしょう。年月が経つほど、伝言する人が多いほど、オリジナルのお話が当初とは大きく変わっていくものだろうと思います。
だから、伝承童話には、奇想天外、荒唐無稽、奇妙キテレツなものが混じっていたりするんでしょうな。
まあ、それが、昔話や
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