『百鬼夜行絵巻―妖怪たちが騒ぎだす』(小学館) – 著者: 湯本 豪一 – 南 伸坊による書評

書評総合

『百鬼夜行絵巻―妖怪たちが騒ぎだす』(小学館) 著者:湯本 豪一
とても不思議な気がするのだが、日本のオバケの絵は、なんだってこんなにみんな、そろいもそろってカワイイんだろう?妖怪とか化け物というのはブキミな、おそろしいもののはずだ。暗いところで、いきなり出てきたりして、わあ、タスケテクレーとかいって、逃げだすようなものではないのか?と、そんなことを言うならそんな気味の悪いものを、わざわざ色つきで絵に描いたりするってのは、どういう了見だろう、ってことになる。だから、日本人はお化けがキライじゃないんだと思う。好きなんじゃないか? と、少なくとも、こういう絵巻を見ていると思ってしまう。私はオバケの絵が好きで、だから同じような本を何冊でも買ってしまう。パラパラと見ていると、とってもカワイイので思わず買ってしまうのである。基本的にオバケというのは変わってて、おもしろいもんなので、たとえば中国の「山海経」という絵入りのオバケ本なども、何冊も持っている。しかし、日本のオバケの愛嬌(あいきょう)は群を抜いている。世界一ではないだろうか?なんで日本のオバケがカワイイか研究するのもいいが、ながめてるだけでも楽しい。【初出メディア】朝日新聞 2006年01月29日朝日新聞デジタルは朝日新聞のニュースサイトです。政治、経済、社会、国際、スポーツ、カルチャー、サイエンスなどの速報ニュースに加え、教育、医療、環境、ファッション、車などの話題や写真も。2012年にアサヒ・コムからブランド名を変更しました。http://www.asahi.com/
Source: allreeviws

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