『昭和40年男 ~オリンポスの家族~』(ホーム社) – 著者: 佐川 光晴 – 陣野 俊史による書評

書評総合

『昭和40年男 ~オリンポスの家族~』(ホーム社) 著者:佐川 光晴
昭和40年男、奔放な「しらけ世代」の家族
著者の佐川光晴は、家族をめぐって書いてきた。本作もそう。家族の大黒柱、山田三男は、昭和40年に生まれた。前回の東京オリンピックの翌年だ。この世代は、前の世代の政治的熱狂に与せず、「しらけ世代」と呼ばれた。三男もその感覚を共有する。 だが、三男は持って生まれた才能を生かし、体操競技に打ち込んだ。大成はしなかったが、体育大学で知り合った莉乃(りの)と結婚。莉乃は走り幅跳びの元日本記録保持者だ。 三男の家は、妻が外で働き、三男が主夫として家を切り盛りしてきた。2人の娘に恵まれ、姉は新体操で日本代表の座に。妹は……と、あとは読んでのお楽しみ。とにかく、奔放に動きまわる登場人物たちが快い。【初出メディア】日本経済新聞 2019/10/03http://www.nikkei.com/
Source: allreeviws

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